「ニッポン・ヒゲナガ・カワトビゲラ」。いつも神経質なトラウト達が、この虫のハッチには狂乱します。
夕方の一刻、いわゆるイブニングライズの主役となるのが「ヒゲナガ」を中心とするカディス（トビゲラ）の一群です。そのカディスの羽化状態であるピューパをイミテートしたのがこのフライ。半透明に透過するボディ。活発に動くレッグ、黒ずんで見えるウィングケースとソラックスなど、水中で濡れた状態で最もリアルに演出されるようにマテリアルも慎重にセレクト。ソラックスはヘアズイヤーとラビットファーのブレンド。レッグはナチュラルパートリッジを使用しました。
　増水時や、低活性の早春などでは、ルースニングスタイルで川底を転がるぐらいギリギリに探ると、岩魚には効果大。
　またイブニングの大物狙いでは、流れに任せて、ダウンクロスでポイントを探れば良型のヤマメにも効きます。何かと使用頻度の高いフライです。